文庫

娘の行っている保育園には「文庫」と呼ばれている図書コーナーがある。これまではほとんど没交渉だったのだが、先日のクラス会で「読み聞かせを……」と言われたのがちょっと気になったこともあり、年度頭の整理作業のお手伝い募集がかかっていたので参加してみることにした。
最初は娘連れでできる作業を少しだけさせてもらおうと思って、おにぎり持参で顔を出したのだが、「文庫だからいいのよ〜」ということで娘は土曜保育に一緒に入れて預かってもらうことになり、給食も食べさせてもらえるということで腰を据えて作業することにした。といっても妊婦だからということでいたわってもらい、椅子に座ってできる作業を割り振られて、新しい本へのシール張りとか傷んだ本の修理などをちまちまとやっておりました。
スタッフの方は当たり前だが文庫のヘビーユーザーが多いみたいで、いろいろお話を伺っていると面白い。1回に一冊っていうことになってるけど実はいっぱい借りちゃってる、とか、公共の図書館の話とか、うちの子はこんな本が好きなのよーとか……。比較すると、やっぱりうちであてがっている本はだいぶ赤ちゃん向けのようである。来週からは貸出再開なので、娘を連れて文庫デビューしてみようかな?

花見

今日は夕方から理学部のT教授の研究室の花見があるということで、ちょっとだけ合流することにする。お昼寝から起きた娘と出かける準備をして、バスに乗って出町柳へ。わわわ、バスもすごい人だったけど河原はすごいことになっている。桜も確かに満開なのだが人出の多さったらない。しかもデルタではバーベキューが何組も行われているようで煙が立ちこめている。とてもそのへんに近づく気にはなれないので、娘と2人、出町の交差点から少しだけ上がった東岸の適当なところに腰を下ろしておやつにする。
出かける前には、こうやって娘と2人おやつを食べている間にうまくしたらT教授のグループが見つかったりしないかと淡い期待を抱いていたりもしていたのだが、この人出では絶望的なのでおやつがあらかた終わったところで電話をかけにいく。叡電の出町駅まで行って公衆電話からT教授の携帯に電話をかけ、既に合流していた夫に迎えにきてもらうことにする。
T研究室の花見はいつもご活躍のスーパー秘書U女史持参のお重が並ぶ豪華なものでした。しかし娘は最初は緊張し緊張が解けると狼藉を働くので河原を散歩させたりしていて案の定落ち着いた花見にはならなかった……。まあ、私は娘とおやつを食べている間に堪能しといたからいいけど。
日が落ちかけたところで皆さんは河岸を替えるというので私と娘はお先に失礼して帰ってまいりました。夫はそのあと日付が変わるまでつきあったようですが……。今年の花見は今日がピークだったんだろうなあ。確かに一気に開き揃った感じでいい桜でございました。