母子2人旅

さて、今日から船橋(夫実家)へ5泊6日で出かけます。夫は普通に出勤してあとから移動してくる予定なので、今日の昼間に私と娘だけで移動することにしたのですが……緊張するう。指定をとろうかどうしようかいろいろ相談したのですが、時間を決めておいてもあんまり時間に余裕を見すぎて京都駅で途方に暮れてもつらいし、春休みとはいえ平日の昼間なら駅についてから指定を取るで間に合うだろうとふんで、新幹線の回数券だけを前もって購入してもらいました。
朝から洗濯機をフル回転させてちょっとだけでも日に当てて干しつつ、おにぎりを握って出かける準備。10時半ごろからいよいよ出かけようかと洗濯物を中にかけなおしていたら……なんだか天気がどんどんアヤシくなってるんですけど? 確かにラジオでは雪が降るとか言ってたけど、まさかねーと思ってたんだが……まさに出かけようと玄関を出たら、雪が舞ってるよ〜。しかし出かけないわけにはいかないので、やめておこうかと思ったマフラーを自分と娘に巻き付けなおして、近くのタクシーだまりまで娘と歩く。なんだか波乱の幕開けだなあ。
タクシーはすぐ見つかったので乗り込み、京都駅までは特に問題なく到着。指定も20分後ののぞみに確保し、コンコース内のトイレで娘は用足しもすませて順調順調。のぞみに乗ってみたら、3人がけの通路側の席だったのだが隣が名古屋まで空席だったのでこれ幸いと娘を座らせて持参のおにぎりで腹ごしらえをすませる。名古屋からは私の席の前にバギーを展開して娘を座らせ、私はときどきうつらうつら……。娘はちょっと眠れずぐずぐず言いかけたのだが、静岡過ぎくらいから抱っこしてやったらほどなく寝たので、そのままバギーで眠っていただきました。さらにお隣さんは新横浜で降りたので、東京駅前にまた空席を活用してゆったりと降りる準備。ラッキー。楽勝じゃーん。そりゃそうだ、イギリス往復の飛行機にくらべりゃこんなもの楽勝に決まってるわ。泣いても逃げ場がいっぱいあるし、日本語通じるしなあ。
と気が大きくなったところで東京駅到着、ここからがもっとも難関かと思われる在来線乗り換えなのだ〜。ちゃーちゃん(夫母)がJR津田沼駅まで迎えにきてくれるということなので、東京駅の乗り換えさえ終わっちゃえばもうすぐなのだが、総武線のホームは遠いのである。東京駅のホームに新幹線が滑り込んでもまだ寝ている娘をそのままバギーで押して車両から降りたのだが、とにかくうるさい東京駅新幹線ホームのアナウンスにやはり起きてしまった。起きたからにはおとなしく座っている娘ではないのでバギーを畳んで娘の手を引いて階段を行く。娘はまだぼんやりしているらしく特に抱っこの要求もしないで私の手をじっと握ってついてくるのでまあ楽と言えば楽か。えっちらおっちらと総武線のホームまでたどり着き、ほどなく来た千葉行きに乗り込んで一息……ついたところで。娘の顔が何やら緊急事態。えっ、えっ、なに、どうした? 「だっこ!」ほとんど泣きそうである。というか、泣くに泣けないほど何やら切羽詰まっているみたいな怒ったような顔。うまく座席を確保できなかったので扉近くに立っているし、荷物はリュックだから手があいているけどバギーがあるんだよ〜抱っこできないよ〜。と説得してみるがそんなもん聞き入れてくれるわけなく、ほとんど地団駄踏んで「だっこ!!」 しょうがないのでバギーをそのへんに転がして娘を抱っこしてやる。とほほー。誰か助けてよー。助けてくんないのかー。みんな冷たいなー。そんなの常識? 私妊婦なんですけどーとトホホが煮詰まっていくうちに、やっと何駅目かで優先席が空いたのでのしのしと座りにいく。それでも娘は緊張が解けないらしくコアラのようにしがみついておりましたが、津田沼駅でホームに下ろしたらやっと自力で立ちました。津田沼駅の改札でちゃーちゃんに出迎えてもらえた時は肩の荷が下りましたわー。
あとはまあご機嫌でよく歩きました。ちゃーちゃんと私に両手を握ってもらって階段もばんばん降りたしね。あー着いた着いた〜。