いちお祝

グイン・サーガ 100 豹頭王の試練 (ハヤカワ文庫JA)

グイン・サーガ 100 豹頭王の試練 (ハヤカワ文庫JA)

で、寝付いた娘の隣でゴロゴロしながらグイン100巻を読む。あー高校生のときに読み始めたときには、100巻の時の私の隣に娘が腹にもう1人がいるなんて思いもつかなかったなあ。それにしてもルードの森でこんなに時間がかかるなんてー。全然移動してないし。100巻を通じて、ここまで場所を移動しない一冊なんてなかなかなかったのでは……。しかも最後にスカさんが出てくるっていうのもすごい展開だ。栗本薫はもう103巻分まで書いたそうだがそれでいったいどのへんまで進むんだろう。また月刊グインサーガかあ。いいんだけど、ほとんど「ぼくの地球を守って」後半の大ゴマ攻撃の嵐のような話の進まなさっぷりである。大ゴマならまだ納得もいくんだけど、モノローグでこれだけページが稼げるなんてすごい。あとがきの静かな興奮ぶりもすごい。そして何より記念すべき100巻でこれだけ盛り上がらないっていうのもすごい。