ガブしたん

いつものように保育園にお迎えにいって娘と話をしていたら、そばにいた先生が「すいません」といきなり謝り始めた。どうやら、友だちどうしで三輪車の取り合いになって娘は指を噛まれたらしい。ちょっとびっくりしたので「指見せて?」と言って娘の指を見ていたら、娘が自ら「あのな、Tちゃんがな、ガブしはってん」と説明してくれた。噛みつかれたらどんな感じになるもんか想像もつかなかったのだが、直径1センチ弱くらいの赤い腫れが左手人差し指の付け根近くにできている。知らなかったら虫さされかと思いそうである。こんなところまでくわえこむのか〜怖いなあ。氷で冷やしておきました、とは先生の弁。確かに、切れてるわけではないので消毒とかしても意味ないだろうし、冷やすくらいしかやりようがないか。噛まれた本人ももうケロッとしているし跡が残りそうでもないので、まあいいといえばいいのだが。
……Tちゃんか〜。前々から噂には聞いていたが、激しいなあ。Tちゃんは昨年は1つ上のクラスだったのだが、その頃から噛みつきのトラブルが隣のクラスまで有名だったのである。今年度から同じクラスになったので最初はちょっと気になったものの最近はすっかり忘れていたが、そうか、やっぱりまだ噛むのか……。
娘にはとりあえず「噛まれる、と思ったらさっと逃げやー」と言ってみましたが、無理だろうなあ。なにしろ、今回も先生の目の前で噛まれたけど止められなかったと先生が謝ってくれていたので、のほほんというかちょっとニブげなうちの娘にはとても無理と思われます。でもなー、他にどうしようもないしなあ。
子供をあずけるときに一番心配なのはやはり怪我なのですが、その中でも子供どうしの関わりで何か起こるのが一番怖い。そんなこと言っても、一生親がべったりくっついて回るわけにもいかないのもわかってるんだけどねえ……。とにかく自己防衛してね、娘。