かんぶらほい

娘1は大変幅広い歌のレパートリーを持っている。そのほとんどが保育園で歌われている歌を覚えて来たものなので、親は聞いたこともないような歌を毎日のように新しく披露してくれる。それはそれで面白いんだけど、なにしろ二歳児の歌うことなので、音程も曖昧だし歌詞もあやふや。もと歌を知っていれば問題ないんだけど、私が知らない歌を歌っているのを聞いていると「この歌の正しい形はいったいどんなもんなんだろうか」と疑問に思うこともしばしばである。
今年の夏になってから娘がよく歌っている歌に、こんなのがある。
♪はじめてみるやま、はじめてみるやま、はじめておよぐうみ〜。きょうからともだち、あしたもともだち、ずうーっとともーだちー。へい! かんぶらほーいかんぶらほーいかんぶらほーいほいっ!
何やら身振りつきで歌ってくれるのであるが、たいへん景気のよい歌で、海や山へ出かけてみんなで輪になって歌う感じなんだろうなーと思って聞いてはいた。それにしても最後の呪文「かんぶらほーい」が謎ね、とはかねがね思っていたのだが、今朝も勢いよく歌う娘の様子を見るともなく見ていて、いきなり意味が分かった。
「かんぶらほい」じゃなくって、「キャンプだホイ」じゃん!!
自分でもおかしく一人爆笑したのち、娘1に「ねえねえ、それって「キャンプだホイ」なの?」と聞いてみたところ、娘は一瞬きょとんとしてから、ニッコリ笑って、「うん、そうやで」と答えてくれました。しかし、その後で娘が歌うのを聞いていると、心なしか「かんぶらほい」から「きゃんぶらほい」に変わったような気が……。わかってるようでわかっていない娘1、まだまだ二歳七ヶ月でござる。