仕事納め

今日で本当に京大の勤務は仕事納めをしてきました。仕事を辞めるときというのは、あ〜、これでもうしばらくは働きたくないわあ、と思うのだが、そのあと社会性を失っていくのが怖くて外に出たくなる、の繰り返しである。たぶんその「喪失の怖さ」の時期を乗り越えると、「外へ出て行くのの怖さ」の方が成長してきてもう二度と働けなくなるんだろうなあ、と思う。これまで半年働かないできたことは学生時代以降一度もないので、自分がその『旬』の時機を逃してしまって、帰ってくる頃にはもう働きたくなくてイヤイヤになるのではないかというのがちょっと怖い。
しかも、娘をあずけて働くようになって改めて感じたが、時間を区切られてパートで働くのは私の性格的には難しい。責任が取れないのが難しい。一人職場というのも難しい。遊撃隊のような立場そのものも難しい。この1年あまり、心情的には本当に困難であった。娘のこともいろいろ困難があったのでそれっくらいの困難は気にならなくなっていたのが幸いだったが、撤収作業を行いながら、難しかったなあとしみじみ思った。他に職のあてもないので半年後雇っていただけるならもちろん喜んで雇われるだろうと(とりあえず今は)思うのだが、みんなこういう困難を乗り越えているのであろうか……。きっとそうだな。
前の職場が本当に天職としか言い様のない幸せさだったので、やっぱり懐かしく思い出してしまう。あの頃もいろいろ不満はあったであろうに、人間勝手なものですね。