ひよこの会

こちらについて間もなく存在は知っていたものの、なんだかんだで参加がのばしのばしになっていた「ひよこの会」。日本人の母親が子供を連れて集まって一緒に遊ばせる会ですが、最近各種活動が停滞気味のうちのお嬢様にはちょうど良い頃合いであろうということで、ついにデビューすることにしました。場所はKidlingtonのL家(実はL家なのかR家なのかよくわかんないのだが、まあ仮にL家ってことで)。昨晩やっと電話で場所を教えてもらい、バスの時刻表をWWWで確認して、1時半に家を出た。バスはおそらく低床じゃないとふんで、今日はバギーなしでいざ出陣。
いつもはバギーでお出かけなので、バギーなしで玄関の戸を閉められた娘は一瞬ベソを書いたものの、私がウェストポーチをしている(=抱っこ用意済み)なのを確認したのか、すぐに意気揚々と歩き出した。いつも乗っているバス停を通らないバスなので、1キロくらい離れた所までまず歩かなければならない。機嫌良く歩いていただくために、小さい猫のぬいぐるみを抱っこさせ、おだてまくる。その調子で歩いてくれよ〜と祈るものの、5分くらい歩いたらもう「だーだー」と甘えてきた。ふ〜。今日はもう腹をくくっているので無理には歩かせず抱っこし、のしのしとバス停に向かって歩く。ほどなく目標のバス停近くまで来たものの、大きなラウンドアバウトを信号なしでわたるのに気を取られ、ぬいぐるみを落としてしまったことにそこから5分以上歩いてほぼバス停近くまで来てから気がついたので、猫を拾いに一往復。30分に一本のバスを逃してしまったのではないかとヒヤヒヤしながら10分近く待った所でバスが到着、無事乗り込めて目標のバス停を告げ、そこに着いたら教えてね、という運転手さんへの英語も通じたようで10分ほどバスに揺られたら目的地にたどり着けました。おーっ、だいぶカントリーサイドに来た感じ。
L家に着いたのは2時半を回っていたのだが、まだ誰も来ておらず(2時からだったのだが)、とりあえずL家の奥様とご挨拶。ご家業が自営で日本のオフィスは京都にあるということで少し京都の話題など。そうこうするうちにもう一組到着し、お庭でお茶をいただきながら娘たちを遊ばせることになったのだが……庭!! すごいよ! どれだけの広さがあったかと言われるとちょっと定量的にはわかんないんですが、なにしろまずお茶をいただいたテーブルセット(上にパラソルつき)があり、その隣には常設のテントがあって小雨でも中で子供たちは遊べるし、その脇の林檎の木からはブランコが下がっていてその向こうにはプラスチックの小さいのとはいえ滑り台があって、そのさらに向こうにはバーベキューをする一角があってまた別のテーブルセットがあるのです。そしてそれらの横には家庭菜園があってキュウリだのトマトだの大根だのができているのでした。しかも別にキュウキュウではないのだ!!! やっぱ公園いらないじゃん。いくら郊外とはいえ、オックスフォードの市街地中心部から車で30分はかかるまい。あり得ない……。
その(小市民日本人な私的には)贅沢きわまりないお庭で四組の母娘(あとでもう一組来たが、結局それだけであった、夏休み期間中は少ないらしい)は3時間近く楽しく遊んだのであった……。ええ、確かに楽しかったんですが、うちの娘があまりに全開で遊ぶので半ば呆れ&疲れました。うちの娘の他は1歳ちょうど2人と2歳半1人だったのですが、3人とも割と母親にくっついていて、行動範囲が限られている。ところがうちの娘は、何かしたいとなると勝手にヒャーッと吹っ飛んで行ってしまい、興味のある物体につかまったら飲食物でつらない限り戻ってこないのであった。いきなり泥まみれになってるし……。雨が降ってきても好き勝手にやってるし……。遊びに連れてきたんだから遊んでくれるのは確かに本望なんだけどさー、もう少しお行儀よくしてくれてもいいんだよ。
バスを乗り継いで帰ってきたら6時でした。バスの中では爆睡体制に入っていた娘なのであるが、ベッドに寝かせようとしたら目が覚めてきて、そのうち夫が帰ってきたのでぱっちり起きてしまいました。あー楽しかったね。おかーさんは疲れたよ。