ガスメーター

公園から帰ってきて娘におやつを食べさせていたら、ノックの音が。なんだ?と出てみると、ガスメーター検針のおじさんです。メーターはどこにあるかと聞くんだけど、そんなものは知らない。日本のメーターみたいに分かりやすい場所にはないのである。
知らないと言ったら納戸みたいなところにあるはずだから見せろというのでとりあえず見てもらったけど、やっぱり見当たらない。誰かわかんないの?というので、ガスの契約のときに夫がいったん探していたような気がするから「夫がわかるかも」と言ったら、連絡を取ってくれ、後からまた来るから、というので職場の夫に電話をかける。
夫が言うには、契約時に必要だったのは電気のメーターの話なので、ガスのはわかんないとのこと。しかし、電気のメーターの話をしているうちに、鍵類をまとめてある箱の中にガスのメーターボックスの鍵もあることがわかったので、とりあえず電話は切って娘のおやつに戻る(この間娘は放りっぱなしであった)。ガスメーターの鍵にはメモもついていて、門のそばであることとメーターの番号がちゃんと書いてある。おじさんにこれを渡せばわかるであろう。ていうか、これでわかんなかったらもう私はどうしようもないぞ。
娘のおやつが終わってもおじさんが戻ってくる気配がないので、鍵を持って駐車場に出てみると、おじさんは駐車場をうろうろしているところであった。どうやらこのフラットのメーターボックスをいちいち開けているところらしく、たぶん各戸を訪問しては鍵をかりて開けてメーターを見て返す、ということを繰り返しているらしい。うちの鍵を渡して、検針がすむのを待って鍵を返してもらってうちに入りました。娘はもう少しお散歩したそうだったけど、もう寒くなってきたからね。
あー無事終わってよかったけど、なんて非効率的なつくりなんでしょう。各戸のメーターはそれぞれのボックスに入っていて、それぞれ鍵が必要なわけですよ。プライバシーってことなのかなあ? でもそれなら、いっそガス会社も全部の鍵を持っとけば? いちいち各戸を訪問して、鍵をかりて、ってやってたら、留守がちのうちのメーターなんて永遠に見られなさそうな気がします。でも英国の伝統だからしばらくこのままなのかも。謎だ。