パンダさん

今朝は昨日とはうってかわって家を出る瞬間からバギーに鎮座して全く歩く気のない娘。強引にバギーを置いて出たほうが諦めて歩くのかもしれないが、途中で本当に飽きちゃったときに目もあてられないので、やっぱり妊娠中は難しいことを考えずバギーに乗るならもういいやーという気持ちで乗せておく。
で、バギーでいつもの道をお喋りしながら保育園に向かっていると、後ろから呼び止められた。振り向くと、ちょっと手前のお家の方(まあおばあさんと言っても差し支えないと思われる年配の女性)である。門掃きなどでお家の前に出ているときにこちらが通りかかると声をかけて下さるのだが、今日は玄関の中にいるところを見かけたので会釈だけして通り過ぎていたのを、わざわざ追いかけてきてくれたらしい。
なんと、娘に折り紙で作ったパンダを下さったのです! パンダさん好きの娘は当然釘付け。パンダは大1小2の三体あり、それぞれが「お母さん」と「あなた(娘のこと)」と「赤ちゃん」という設定らしい。まーありがとうございます! 母びっくり!!
娘はその後、おしゃべりもやめて保育園に着くまで食い入るようにパンダさんを見つめ続け、保育園に着いても放そうとしなかったので、説得して鞄にしまわせるのが一苦労でした。帰ってからも、風呂上がりに見せたら片時も放さない執着ぶり。そりゃーそうだ、こんな珍しい経緯で手に入ったパンダさん、嬉しくなかったら罰当たりだぞ。
それにしても保育園への道すがらは、声をかけて下さる方が一杯でとても嬉しいです。子どもが少なくてこんなふうに注目してもらって覚えてもらえてるなら、少子化って全然悪いことじゃないような気もする。関係ないか。