おうち

保育園でみんなが好きな遊具の一つに、大きめの段ボールの上と底を抜いて輪っか状にして布を貼付けただけのものがある。それに自分で入ったり、物をいろいろ入れたり、何かいろんなつもりになって遊んでいるらしいのである。
先日、うちで段ボール箱が一個空いたので思いついて夫に底を抜いてもらったら、娘は案の定大喜び。「おふろ」になったり「でんしゃ」になったり、パンダさんやクマさんと一緒に入ったりいろいろな「つもり」が炸裂して遊んでいる。
今日は夕食後「おかーさんみてみてー、おうちやでー」というので何かと思ったら、こたつテーブルの上にその段ボールを乗せて「おうち」のつもりだったそうだ(私は片付けをしていて見なかったので夫の証言による)。保育園で使っているのと違って、本当に底を抜いただけで何も綺麗げな細工はしてやってないのだが、それでも別に全然かまわないらしい。
子どもってなんででも遊べるんだなあ。そういえばこの前保育園にお迎えにいったときに見かけたのでは、帯状の色画用紙(たぶん何か工作した切れ端)を子どもたちに配って、「上手にちぎって切符にしよう〜」と先生が先導していた。もう捨てるような切れ端の画用紙をめちゃめちゃ真剣にちぎって「きっぷできた!」と先生に渡しにいく子どもたちなのであった。保育園の先生ってそんなふうにうまいこと遊ばせてるんだなあ。