江戸前かあちゃん

せんたくかあちゃん (こどものとも傑作集)

せんたくかあちゃん (こどものとも傑作集)

文庫で借りてきた本。確か、この夏くまぐみではだいぶ読んでもらっていたはずなので、よく知っていたみたい。表紙を見ただけで「これかりる」というので借りてきました。私は初見だったのだが……このかあちゃんはすごい。なんでも洗濯してしまうってだけでなく、「とまれ!!」の一言で逃げていくみんなを止まらせたり、かみなりさまの首をガッキとつかんでしまったり、そのパワフルさときたらもうすごいの一語に尽きる。そして「せんたくものほしたあとは、ラムネのんだみたいにすっきりするねえ」ときたもんだ。ああ、なんて突き抜ける爽快さ。こちらこそ、この本読んだあとはスプライト飲んだあとよりもすっきりしますです。私もこんなかあちゃんになりたいもんだ。
ここ数日、娘1はおじーちゃんおばーちゃんにこの本を読んでもらいまくっていたのだが、おじーちゃん(まるあ父)が「洗濯板とかタライとかわかるんじゃろうか、見たことなかろうがなあ(←津山弁)」と言ったので、確かにそうだなあと思いました。私も洗濯板は見たことあるけど使ったことあるのは数えるほど。娘は見たこともないと思います。こういう絵本は、そのうち落語のように注釈が必要になっていくんであろうか……。