眼医者

前回行ってから調子が悪かったり私が忙しかったりで伸ばし伸ばしになっていた目医者に行きました。なにしろ眼科は待ち時間が長いので、まるあ母がきている間に時間差受付攻撃をしてもらっていくことにしたのです。
朝、私と娘どもは保育園へ、まるあ母は眼科へと出掛け、娘1だけを保育園においてから娘2とともに受付しておいてもらった眼医者へ。ほどなく呼ばれて診察室へ。
先生は見るなり「じゃあ、水を通して調べますから」といって娘2に何やら目薬を注す(あとでわかったけど、これは麻酔なんだそうだ)。そして奥の診察台へ寝かさせられ、タオルで身体をくるんで「しっかり押さえておいてね」と私に言い、さらに二人助手の人を呼んできて、頭をおさえる係と手もとを照らす係を割り振り、ご自分は注射器を持って娘2の右目の目元へその針を……なかなか刺さらない〜。娘2は押さえつけられるのがいやで渾身の力をふりしぼって泣いて暴れているので、押さえつけてもなかなか細かい動きがおさえきれないのである。しばらく格闘してやっと針が刺さり、水を入れてみていたのだが、先生曰く「やっぱり通ってないね、じゃあグジを通しましょう」(これも聞き間違い、「ブジー」が正しいらしい)と傍らのオートクレーブから噂の針金を出してくるではないか……。
既に娘2は大泣きのあまりあせびっしょり、私も汗をかいたが、頭を抑えてくれていた助手の人は「もう手が震えて力が入らない」ということで別の人を呼んできた。先生の針金の用意が終わったら、まだしゃくり上げている娘2を再び寝かせて第二ラウンド。早く終わって〜と祈るような気持ちでいたら、今度は比較的すんなり入ったらしい。と思ってホッとしたのもつかの間、「今のでちゃんと通ったかどうかもう一回水を通してみましょう」と再び注射を手にする先生。も、もう好きにして……。とても直視し続けられなかったので、最後は娘2をおさえているのやら娘2の上に突っ伏しているのやらわからない状態でした。
全て終わって最後に再び目薬を注し、何やら軟膏も塗ってもらってやっと終了。やっと泣きやんでひくひく言っている娘2を抱っこしていたら、先生が最後の説明をしてくれました。「これで通っていたらいいけど、最後に水を通した感じだとどっちかわからない。とりあえず10日後もう一回来て下さい。それでまだ通っていないということになると、また他の先生を紹介するか何か考えます。ブジーを刺した感じがねえ、膜をプツッと破った感じがわかるんだけど、どうも今のはその感じがなかったのよね。」そ、そんなあ。
遅ればせながら、ネットで調べたらこれは正式名称「先天性鼻涙管閉塞症」http://www.nichigan.or.jp/public/disease/ganken_shinseiji.jsp。先生も繰り返し言っていたけど、どう対処するかは説がいろいろあって一意でないらしい。以前は簡単にブジーを刺す手術をしていたけど最近はそうでもなく、若い先生はこの手術自体やったことがない人もいるそうな。自然に治ることが多い、というのがミソなんだな。一ヶ月検診の時も涙目だっていうのは言ってみたけど「自然に治る」というニュアンスだったもんな。目やにも比較的多いけど、涙嚢炎という状態ではなさそうだし、本当に外科的な処置を今後も進めたほうがいいのかどうか、ちょっと悩ましい。もちろん今回のですっきり治っていれば一番いいんだけど、相変わらず右目だけマスカラ状態(まつげが固まって外向きにくりんと固まっている、保育園ではチャームポイントと呼ばれている、とほほ)なので、治ってないかもなあ。どうしようかなあ。