ちいさないのち

ちいさないのち

高校時代からの友人が出産したので会ってきた。昨日が予定日だった彼女はひと月前に緊急帝王切開で出産したのであった。毎日NICUに通っている彼女とランチしてから、ガラス越しにチビちゃんにも会えた。
ちっさ!
たぶん普通サイズの新生児でも既に怖くて抱っこできないが、2キロになるやならずの彼は本当に小さく、優しく抱っこしてくれるお母さんの腕に埋もれていたが、それでもいっちょまえに口を開け手を動かし何やら一生懸命訴えていた。
manaちゃん、会えた時にも言ったけど、本当に、誰かが何か悪かったからYちゃんが小さく産まれてきたってわけじゃないんだよ。
私は娘1が股関節脱臼とわかった時には目の前が真っ暗になって、私が羊水が少なめだったのが悪かったのか、片方ばっかり向いて寝てたのが悪かったのか、産まれてから寒いだろうって布団いっぱいかけてたのが悪かったのか、検診の度に「少し股関節が固め」って言われたのにもっと突っ込んで心配しなかったのが悪かったのか、2ヶ月半から保育園に預けたのが悪かったのか、保育園でのおむつ替えの仕方が気になってたのに指摘しなかったのが悪かったのか、本当にグルグルグルグル考えた。でも、時間が経って、リーメンをつけてたのも完全に忘れてしまった今になったらはっきり思える、誰も悪くなんかないと。もちろんその時にも保育園の園長先生に「お母さんが悪いわけじゃないよ」とはっきり言ってもらったけど、そんなの気休めにもならなかった。
だからmanaちゃんがこう言われてもきっといろいろ考えるだろうなあとは思うけど、それでももう一度言っておく、誰も悪くないよ。定期検診にもちゃんと行って、大事に大事にしていたから、一番いいタイミングで帝王切開することができたんだもの。元気に大きくなってるんだもの。
また退院したら抱っこさせてもらいに行くよ。