どうでもいい

ヤマハに行くので3時前に迎えに行ったら、同じくお迎えにきたNちゃんのお母さんと会った。Nちゃんはたいていおじいさんおばあさんがお迎え&付き添いなので、お母さんに会うのは久しぶり。娘どもの着替え(昼寝起きなのでまだパジャマ)を待ちつつ担任の先生も交えて話をしていたら、「Nがねー娘1のことで心配やって話さはんねん」と娘1の話が出てきた。
Nちゃん母によれば、「娘1が眼鏡のことでいろいろ言われててかわいそうやねん。ヤマハの発表会で眼鏡かけてるの娘1一人だけやったらどうするーとか。そいでNは娘1に『Nのそばにいたらいいよ』って言ってあげてんねん」というようなことを母に報告するんだそうである。Nちゃん母も??と思って「誰がそんなん言ってんの?」と聞いてみたら、えっそれは言わなそうと思う子の名前までいっぱい出てくるらしい。
担任の先生も「そんなん初耳やし、たぶん娘1ちゃんはそんなんあって嫌やと思ったらすぐに言ってきはると思う」とおっしゃるし、私も全くの初耳でそんな素振りもなかったので驚いた。でも確かになんでも報告の娘1なので、それが気になってるならきっともう喋ってると思う、言わないってことは気にしてないってことだな、と納得してその場は娘どもの着替えも終わったので話は終わった。
でもまあやっぱり気にはなるので、ヤマハ後のお楽しみタイム、本日は娘1の指定によりミスドでおやつにしている間にちょっと聞いてみた。そしたら出てきましたよ。
「あんな、NちゃんとTMちゃん(保育園とヤマハが一緒の二人)がな、ヤマハの発表会で娘1だけ眼鏡なんちゃうかーって言わはんねん。ときどき。やめてほしいねん。嫌やねん。」とはっきり言ったのである。おお、全然話が違うではないの。でもこっちのほうが断然納得の展開だ。
それで娘1に「どうしてほしい?先生とかそのお友だちとかにお母さんから話をして『そんなん言わんでほしい』って言っといてほしい?どうする?」ときいてみたら、しばら〜く仔細げな顔をしたあと「せんでもいい、どうでもいい」と言い放ちましたよ。
私はもーまさに我が意を得たりと思ったので「そうやね、どうでもいいね」と大きく頷いたのですが、ほぼ同時に、隣の席で一人でお食事中だった中年女性*1も大きく頷いてました。笑いを抑えるのに一苦労でした。
さて、その時は他に眼鏡のことでなんか言われたり嫌な気持ちになったりすることは全然ないってことで話は終わったのですが、夕食後とかにもう1回思い出して少しグズグズ言ってました。でもまあ頻繁なことではなく、最近はなさそうだし、要点は「もう言わんでほしい」ってことだけみたいなので、今度言われてやっぱりすごく嫌やったら、今度はすぐにお母さんに相談するってことで話を付けました。
でもたぶん明日になったら忘れてるな。お楽しみが満載の保育園では、たとえ途中で嫌なことがあったとしても、夕方私に会う頃には本当に忘れているんだろうなーと思う。娘1の口から思いがけず「どうでもいい」って聞けたのはかなり嬉しかった。そういう健全さが私は好きだ。

*1:たぶん話が始まったあたりから聞き耳を立てていらっしゃいました。気になるよね〜そんな話題を隣でされるとさ〜。