洗濯機が来た!

午前7時から午後1時までの間に来るということなので、朝から廊下のものを片したりなど最終片付け。自分のものではないとはいえ、やはり新製品というのはわくわくするではありませんか。懸念された、朝7時にいきなり届くということは起こらず、朝食も普通に終えて夫は学校へ。「何かあったら、迷わず電話するように」とちょっと不穏な言葉を残して……。
さーいつ来るかなー、今日は天気がいいので本当は午前中から公園に行きたいところだが、もちろんそうもいかないので娘と遊びつつ今か今かと電気屋を待つ。10時を過ぎ、娘が眠くなってきて寝室へ連れて行って寝かせたところで「ドンドンドンドンドン」来たー!(ちなみにうちの玄関ベルは壊れている) ハーイ、と出て行ったらお兄ちゃんが「古いのの引き取りと新しいのですね」という。はいはいそうです古いのはこちらです、ということで、まず古いのを引き取ってもらう。玄関から(当然)そのまま土足で入ろうとするので「あのー靴脱いで下さい」と言ったら、若いほうのお兄ちゃんははいはいと脱ぎかけたのだが、年かさのお兄ちゃんが「安全のためだから」というので、静電靴なら仕方ないか、とそのまま入ってもらうことにする。どかどかどか、と古いのを持ち出して、すぐに新しいのをどしどしと運び込んできた。わーい、いよいよね、とわくわくしていたら「はい、じゃあこれで」と帰っていこうとするではないの!!
「ちょっと待ってえええ、取り付けは???」
「ここに書いてあるようにしてネ、簡単簡単。これが水のホース」
「えっと、古いのは水とお湯と入れるところがあったんだけど」
「これは水だけ、簡単簡単」
「ていうか、これ自分でやらなきゃいけないの?」
「そう。我々はこれをもって来るだけ」
「ええええええええええ」
とにかくちょっと待て、と言って学校の夫に電話。夫は日本の家主宅に電話するようにと言う。かけてみたら幸い家主夫人がご在宅。どうしましょうと泣きついたら、取り付けてくれるはずなので、電気屋と直接電話で話してくれるということで電気屋に電話に出てもらう。何やら話しているが、どう聞いてもだめだと言っている臭い。自分ではどうにもならないから店に電話してくれと言っているようだ……電話が終わった。「あのー、どうなりましたでしょうか」「とにかく主人に言って店に電話するなり何か方策を取りますので、そのままにしておいて下さい」やっぱり……ここでこのお兄ちゃんが、じゃあ、と言って取り付けを初めてくれる雰囲気は全然ないもんね。電話を切ってがっくりしている私にお兄ちゃんはにっこり笑って「ここにサインして」。はいはい。
電気屋が帰っていったところで、娘を抱っこして私はしばし呆然。どうすんねん、こんな巨大なもんを……。