懲りずにお風呂教育中
娘はここんところずっとお風呂に夫と入っているのだが、入ってまず頭を洗うので最初だけ風呂場から絶叫が響いてくる。身体を洗ってから頭を洗ったりすると、頭を洗うのがそのうち来ると思うだけでそれまで泣き続けたりするのでこういうことになったのだが、頭を洗うのはいかほどさようにどうにも嫌らしい。それさえ終わっちゃえばご機嫌でお風呂そのものは好きらしいんだけどなあ。最近は親の背中をゴシゴシしてくれたりもします。
もう一押しで頭洗うのも好きになってはくれまいかと、またお風呂の本を文庫で借りてみました。
- 作者: 松岡享子,林明子
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 1982/04/30
- メディア: 大型本
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裏表紙に「読んであげるなら 4才から」と書いてあるとおり、ちょっと長いかな?とも思うのですが、布団に入って読みながらちらちらと様子を見てみると、ずーっと食い入るように見続けているし、最後までじっとおとなしく聞いている。展開も若干シュールで高級だと思うんだけど、どのくらいわかっているのかなあ?
なにしろ今日は私のほうが先に眠くなって(今日は夫が遅かったので私と風呂に入り一緒に寝た)、二回どおり読んだところでおしまいにしたのだが、やめようとしたら「じぶんでよむ!」と絶叫されてしまいました。
この本は、お話もおもしろいけど絵がとても素敵だなあと思う。絵そのもののタッチも好みなんだが、お風呂場のあったかそうな感じとか、出てくる生き物の濡れたつやつや感がそれぞれの毛艶で違う感じとか、キャラクターの違いの表現とか、お風呂場という限定空間で展開しているとは思えないバラエティとか。すごーい、と思う。
ちなみにこの本は有名なものらしく、英語版も出ている。お風呂の素敵さが英語圏の子供たちに伝わればいいなあとは思うけど、あんな貧しいバスルームでのお風呂生活しか知らないんじゃ、難しそうだなあ。