たんすが来た

さて、今日の午前中にはたんすが来ることになっていた。娘を保育園に連れて行って帰ってきてから、今か今かとわくわく待っていたら、10時半ごろ、家具屋のおにーさんが2人で台車に乗せて運んできました。
うちの古い狭い階段を上がるかどうかが買う時から心配で、お店の人に「めちゃめちゃ狭い階段なんですけど……」と言ってあったせいか、まずおにーさんたちも階段と置き場所を見て、「まっすぐやし、大丈夫」と確認してから作業を始めました。要所要所にクッションになる布を置いて、引き出しを先に出して上げてしまってから、おもむろに本体を担いで階段へ。……しかし! 途中まで行ったところで、先に階段を上がっていたほうが「あかん、つっかえるわ」やっぱり〜。階段の幅とか急さはさほど問題ではないのです、問題は途中にある上方の出っ張り! 階上の部屋のもの入れが階段上に出っ張っているため、階段室の上の部分が狭くなっているんですよー。おにーさんたちはその場でああか、こうか、と少し工夫していましたが、やっぱりあかんということで箪笥は下りてまいりました。
「すいません,窓から入れますわ」
嗚呼! 結局そうなるのか。しかしこれからクレーンでも呼ぶの? どうやって二階の窓から入れるってか?
2人は窓からうちの屋根と道(たぶんさらに電柱と電線)の状態を見て何やら打ち合わせをし、少し離れたところに停めてあるトラックから保護用の布と幅広の布紐を持ってきて作業を始めました。私はトーゼン何もできないし、見るからに腹の大きな妊婦がうろうろしていても邪魔かなーとも思ったので(実際「休んでで下さいねー」と言われてしまった)家の中で待機していたのですが、しばらくして何やらミシミシ音がすると思って見に出てみたら、箪笥はもう屋根の上でした。ええっ、どうやったの? 人力で上げたの?? 超能力???
箪笥はさらに屋根の上から慎重に窓経由で家の中にやっと入り、希望の場所に設置完了。すると、家が傾いているとは思っていたけど、おもしろいくらい箪笥が前のめりで後方の壁との間に斜めの隙間があるのです。おにーさんたちはさすがに笑いはしなかったけど、「かなり傾いているので前に足を入れますね」と、調節用の小さな板を何枚か噛ませてくれました。でもまだぴったり壁に沿うとはいかないんだけど、これが限界であろうか。さらにおにーさんは「かなり上げてありますので、できればホームセンターとかでベニヤを買って前にちゃんと入れたほうがいいですよ」と言い残して去ったのでした。結局小一時間かかった搬入でした。
いやー、どうもありがとうインテルナウエダさん。やっぱり通販とかで買わなくてよかった。そんなに高級な箪笥を買ったわけではないので、この作業料だけで本体価格しちゃいますよ。前にダイニングセットを買った時も思ったのだが、引っ越し屋さんと違って家具扱いがとても丁寧だし、親切で感じもいい。また何か買うことがあったらきっとここで買うと思います。