大事なことだけ早く言って

お迎えに行って土曜日のお楽しみ、文庫で本を選んでいるうちに雨がパラパラ降り出した。まだ本降りにならないうちに帰れると踏んだので急いで帰り支度をして自転車に乗って&乗せてかっ飛ばし始めたところで、娘1が後ろから何やら言いだした。「あんなー、うわぎのぽけっとになー、ちゃんといれ」と何やら言っているが、体育館とルネの間にたむろしている金管奏者たちにかき消され、東大路に出たら車の音にかき消され、よく聞こえないまま東一条まで到達。雨がさらに降り始めていたが信号待ちで止まらざるを得ず、この機にと思って後ろを向いて娘1に「何言ってたの?」と聞いたら「あんな、うわぎのぽけっとに、ちゃんといれておいたのに、てぶくろが、ありません!」どーしてそんな大事なことをもっと早く「手袋がない」ってとこだけ大きな声で言わないのよ!!
そこから半狂乱で保育園まで全速力で戻った時には、雨はもはや本降り。でもどうしょうもないので娘2を抱え娘1は自力で走らせて保育園に戻り、手袋を探し、やっと見つかった時にはへろへろでした。しかも雨まだ降ってるし……。
小やみになったところを狙って再び自転車で帰ってきましたが、もはやぶっ飛ばす気力もない私は全身ぐちょぬれでした*1
手袋がポケットから飛び出していたのは百歩譲って不可抗力だと認めてもいいが、それに気がついたらすぐに「手袋がない」ってことだけ大声で知らせてほしかった。頼む、そういう機転は利くようになって……。

*1:娘どもはヘルメットをかぶっているし娘1はフードつき上着だし娘2の座席前面には風防がある。要するに雨に対して無抵抗なのは私の頭だけなのであった。