自転車は歌う

毎朝毎夕自転車に三人で乗っている。けっこう神経を使うので込み入った話はあまりしたくない。そうなるとやっぱり(?)歌うしかない。疲れていると歌うのも面倒。そういう時は子どもに歌ってもらうしかない。
というわけで我々の自転車とすれ違う人々、特に妙齢以上の女性はもれなく「まあ、微笑ましいこと」というふうにニッコリしてくださいます。もしそうでなくてもそう思うことにして、早朝深夜でなしまあいいじゃんということで毎朝毎夕歌う自転車が京大周辺を通ってるわけです。
しかし最近いろいろ問題がある。

  1. 娘1と娘2が別の歌を歌う。
     最近、娘2もかなりメロディらしきものがついた歌を歌うようになってきたので、間に挟まれている私はかなりきつい。どっちに加勢するわけにもいかず、かといってなまじ半端な音感などあると……ああ、その不調和はハンドルさばきに影響しそうじゃ〜やめて〜。
  2. 娘1が輪唱を強要する。
     最近保育園で「カエルのうた」の“おっかけっこ”を習った娘1、なかなか気に入ったらしく「おかーさん、追っかけっこしよう」というわけです。そりゃもー娘とハモるのが夢の私としては夢の第一歩、おっしゃバッチこいでございます。しかし、世の中に輪唱できる曲はあまりない。今朝はついに「ねーおかーさん、ゆーきやコンコンを追っかけっこしよう、お母さんが後な、いくで、いっせーのーで」と『雪』の輪唱を待ったなしで勝手に始めました(泣)。雪の散らつく朝にはぴったりの曲だとは思うんだけどさ……輪唱ってそういうものじゃないのだよ娘1よ〜。
  3. 娘1と娘2が同じ歌を歌う。
     それの何が悪いと思われることでしょう。もちろん悪くはありません、一緒に歌ってくれるなら。問題は、同じ歌を、ずれて歌うことです(号泣)。別の歌を歌ってるよりある意味始末が悪いです。一緒に歌おうよー、せーの、と言っても「いやや!娘2一人で新しいアンパンマン*1歌うの!」「そうやーお姉ちゃんも一人で歌うんやでー」ということで輪唱でもないアンパンマンのマーチに前後から責められながら東一条辺りを自転車漕いでる人はきっと私です。

*1:アンパンマンのマーチのこと。「ゆうきのすずがーりんりんりーん」が前から知ってるアンパンマンだかららしい。ちなみにアンパンマンのマーチって私けっこう好きな歌なのです。娘2がもっと小さくてずいぶん手がかかって「は〜」とぐったり疲れた夕食片付け後など、元気を出そう!と娘どものおもちゃのカラオケを貸してもらって一緒にフルコーラス歌い元気を出したこともある名曲です。やなせたかしさんは偉大だ!